黒田清子さんの歩みは、皇族としての義務と、民間人としての生活のバランスを取りながら進んできた人生の象徴です。彼女は国民と皇室に対して深い責任感を抱き、内親王としての立場を離れても、国民への配慮と敬意を忘れませんでした。今回は、皇女としての彼女の歩みと、民間人としての生活、そして伊勢神宮祭主としての務めについて詳しく紹介します。
1969年4月18日、黒田清子さん(当時は紀宮清子内親王)は、皇太子夫妻(現上皇ご夫妻)の第三子として誕生しました。兄には現天皇陛下である徳仁さま、秋篠宮さまがいますが、清子さんは、皇族の女性であるため、結婚すれば皇籍を離れることが前提となっていました。このことから、幼い頃から彼女は民間人としての生活に備えた教育を受けてきました。
母・美智子さまとの絆は特に深く、幼少期には二人だけでの小旅行を定期的に行い、親子の絆を深めていました。
大学卒業後、清子さんは山階鳥類研究所の非常勤研究助手として働き始め、「給料をもらった初の内親王」
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください