2023年の野球界で一際輝きを放ったのが、メジャーリーグで活躍する大谷翔平選手です。今年、大谷選手はシルバースラッカー賞をナショナルリーグDH部門で受賞し、打率3割、54本塁打、130打点という圧巻の成績で、50本塁打・50盗塁という史上初の偉業も達成しました。そんな輝かしいシーズンの裏で、彼が日本のメディアと複雑な関係にあったことはあまり知られていないでしょう。

大谷選手とフジテレビの確執

そもそも大谷選手が日本のメディアと距離を置くようになったのは、フジテレビによる報道がきっかけでした。今年、大谷選手がロサンゼルスに豪邸を購入したことをフジテレビが報じ、その際、自宅周辺の映像や特定可能な情報を公開したことが問題視されました。メディアとしてはスクープのつもりだったのでしょうが、プライバシーを重んじる大谷選手にとっては許しがたい行為だったのです。

その後、フジテレビはワールドシリーズの放映権を取得し、大谷選手を含めたドジャースの試合を中継しました。しかし、視聴率は83%とまずまずだったものの、10億円近い放映権料に見合わず、赤字が出る形に終わりました。

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