「ズズー、ズズー、ズズズズズー」──4月上旬、こだわりの手打ちそばと本格和食が楽しめる都内の飲食店で、大ベテラン俳優はシメのそばをすすり上げた。隣にいた22才年下の女優は、彼の顔を見つめ笑みを浮かべる──これは小林薫(72才)と小梅(50才)夫婦のディナーの一幕だ。居合わせた客が振り返る。
「ふたりはカウンターに並んで座っていて、小林さんの“昔の撮影現場はこうだった”“あの女優の演技は細やかだった”という話に、小梅さんは楽しそうに耳を傾けていました。
小林は現在、連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)に出演中。伊藤沙莉(29才)演じるヒロイン・寅子を法曹の世界に導く大学教授・穂高重親を好演している。劇中では穏やかで知的な雰囲気を醸し出している小林だが、かつては破天荒な俳優としてマスコミを賑わせてきた。
「若い頃の小林さんは大酒飲みで“夜の帝王”と呼ばれていたこともあります。
2009年12月、小林は小梅と再婚。
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