今シーズンもスーパースターとしての階段を着実に登り続ける大谷翔平。その驚異的な活躍の裏には、彼を支える家族の存在が欠かせません。しかし、注目を集めるのは大谷選手自身だけでなく、彼の兄・大谷龍太さんの存在も大きな話題となっています。
大谷兄弟の関係は、世間が想像するような「野球一家の絆」とは少し異なり、特別な兄弟というよりは「年の離れた一人の弟」
大谷龍太さんもまた、兄として野球を続けていましたが、その道は決して平坦なものではありませんでした。地元のクラブチームである「水沢駒形野球クラブ」で野球を続ける一方、工場勤務の仕事と両立する日々。仕事の責任が重くなり、野球に打ち込む時間を捻出することが難しくなった彼は、一度自分の可能性を信じ、独立リーグへの挑戦を決意します。
2012年、岩手県にあるクラブチームで指導を始めた龍太さん。しかし、専用のグラウンドもなく、小学校の体育館や時間貸しのグラウンドで練習する日々が続きました。チームは試合をすれば負け続け、オープン戦でも県内の大学チームに敗れることが多かったといいます。
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