「えっ……私、マクドナルドの商品なんて買ってないんですけど?」
仕事から帰宅した夜、玄関のポストに入っていた荷物を見て、私は思わず声を上げた。
先日、フリマアプリでずっと欲しかった服を購入した。
商品写真もきれいで、説明欄には「目立った汚れなし」「簡易包装で発送します」と書かれていた。
価格も手頃だったので、迷わず購入した。
数日後、発送通知が届き、私は商品が到着するのを楽しみにしていた。
ところが、届いた荷物を見て絶句した。
私の名前が書かれた配送ラベルの下にあったのは、見覚えのある赤と黄色のマーク。
マクドナルドの紙袋だった。
しかも、使い古されたようにシワだらけで、ところどころに油染みまである。
「まさか、この中に服が入っているの?」
嫌な予感がした。
私は恐る恐る袋を開けた。
すると、中から注文した服が出てきた。
商品自体は写真と同じものだった。
しかし、問題はその匂いだった。
袋を開けた瞬間、ポテトや揚げ物のような油の匂いが広がった。
服にも、はっきりとその匂いが移っていた。
せっかく楽しみにしていた買い物なのに、試着する前から洗濯しなければならない。
私はしばらく服を眺めたあと、取引画面を開いた。
そして、出品者にメッセージを送った。
「商品は届きましたが、マクドナルドの使用済みと思われる紙袋に入っていました。油の匂いも服に移っているようです。衣類なので、もう少し衛生面に配慮した梱包をしていただきたかったです」
すると、しばらくして返信が来た。
「簡易包装と説明欄に書いてありますよね?袋を再利用しただけなので、そんなに問題ないと思います」
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