芸能界といえば、豪華なライフスタイルや多額の収入が思い浮かびますが、それでも多くの有名人が破産に追い込まれています。収入が多いからこそ、浪費や投資の失敗によって膨れ上がる借金地獄に落ちることも少なくありません。今回は、そんな自己破産を経験した芸能人たちの波乱万丈な人生を振り返り、成功から一転して転落してしまった彼らの悲劇を追っていきます。
まず最初に紹介するのは、岸部史郎さん。1960年代の人気バンド「ザ・タイガース」のメンバーとしてデビューした彼は、その後、俳優や司会者としても成功しました。特に日本テレビの朝の情報番組『ルックルックこんにちは』では13年半にわたり司会を務め、一時はテレビで見ない日がないほどの人気を誇っていました。
しかし、その裏で岸部さんは莫大な借金を抱えていたのです。
1985年に競技離婚した際に、養育費として月額120万円を支払うことになったのが借金生活の始まりでした。彼はその後も浪費を続け、アンティーク品や古書を買い集めた結果、最終的には5億円以上の負債を抱えて自己破産を申請。家族との関係や同じ「ザ・タイガース」のメンバーとのトラブルもあり、表舞台から姿を消すことになりました。
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