腕に小さなブツブツができただけなのに、医師から「HIV」という言葉が出てきた。
その瞬間、私は思わず聞き返してしまった。
「えっ、HIVですか?」
最初は、ただの皮膚トラブルだと思っていた。
小さな赤い突起がいくつもできて、なかなか治らない。
それだけのことだと思っていたのだ。
でも、診察室で聞いた言葉は、想像していたものとは違っていた。
異変に気づいたのは、腕に小さなブツブツができ始めた頃だった。
最初は数個しかなかった。
見た目はニキビや虫刺されに似ていて、それほど気にしていなかった。
「そのうち治るでしょ」
私は軽く考えていた。
ところが、しばらくして腕を見てみると、同じような突起がいくつも増えていた。
小さく丸いもの。
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