「これ、真ん中に何を入れるのが正解なの?」
SNSを眺めていたとき、妙に気になるひらがなの問題を見つけた。
一見すると、小学生向けの簡単な言葉遊びだった。
紙の上には「ひらがなクイズ」と書かれている。
問題文は、中央の四角にひらがなを1文字入れて、縦と横の言葉を完成させるというもの。
「なんだ、簡単そうじゃない」
私は何気なく問題を解こうとした。
ところが、図をよく見て手が止まった。
中央には赤い枠で囲まれた空欄。
その上には「ま」、下には「こ」。
左には「ち」、右には「ぽ」。
つまり、縦は「ま□こ」、横は「ち□ぽ」になる。
「……えっ?」
思わず画面を見直した。
何か読み間違えているのかと思ったが、文字は確かにそう書かれている。
私はまず縦の言葉を考えてみた。
ま、何か、こ。
3文字の言葉を完成させればいいらしい。
すると、真ん中に入る文字がすぐに思い浮かんだ。
「いやいや、そんなわけないでしょ」
私は慌てて別の言葉を探した。
しかし、今度は横の文字が気になった。
ち、何か、ぽ。
こちらも同じ1文字を入れなければならない。
そして、そこで気づいてしまった。
「待って。どっちも同じ文字で完成しちゃうんだけど……」
私は思わず吹き出した。
こんな答えを小学生向けの問題で使うだろうか。
いや、普通は使わないはずだ。
「絶対、何か別の意味があるんだよね?」
そう思い、もう1度問題文を確認した。
でも、特別な条件は書かれていない。
ただ、ひらがなを1文字入れて、縦と横の言葉を完成させるだけだった。
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