「ついに来た……」
ポストから取り出した封筒を開けた瞬間、私は思わずため息をついた。
差出人は、自動車安全運転センター。
中に入っていたのは、見慣れない公的な書類だった。
『累積点数通知書』
その文字を見た瞬間、嫌な予感がした。
「えっ、これって免停の通知?」
私は慌てて書類を広げた。
そして、本文に書かれた数字を見て固まった。
『あなたの累積点数は、令和8年9月19日の交通違反(事故)で5点になりました。
』
「5点……?」
思わず声に出してしまった。
交通違反の点数について、何となく知識はあった。
でも、実際に自分宛てに通知が届くと、想像以上に緊張する。
私は書類を持ったまま、しばらく動けなかった。
「これ、もう免停になるのかな……」
不安になって、すぐに内容を確認した。
通知書には、行政処分の前歴が0回と書かれていた。
日本の運転免許制度では、過去の行政処分歴などによって、免許停止や取消しの基準が変わる。
前歴が0回の場合、一般的には累積6点から免許停止の対象になる。
つまり、5点の段階では通常、直ちに免停になるわけではない。
「じゃあ、今はまだ大丈夫ってこと?」
そう思った瞬間、別の不安が押し寄せてきた。
「でも、あと1点で6点になるんじゃない?」
私は指を折って考えた。
今の累積点数が5点。
もし、さらに1点加算されるような交通違反をすれば、合計6点になる可能性がある。
「うわ……これは本当に気をつけないと」
私はもう1度、通知書を見つめた。
書類には、今後の速度超過や信号無視などの交通違反、交通事故によって基準に該当すると、違反者講習の対象になったり、免許停止や取消しの処分を受けたりする可能性があると書かれていた。
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