「これ、女子は4人じゃないの?」
小学生向けの算数問題を見た瞬間、私は何の迷いもなくそう答えた。
ところが、隣にいた夫から「それ、本当に合ってる?」と聞かれ、思わず問題文を読み直すことになった。
『あるクラスの80%が男子です。男子が20人なら、女子は何人?』
一見すると、何も難しいところはない。
男子が80%なら、女子は残りの20%。
男子が20人なのだから、その20%を計算すればいい。
そう考えた私は、20×0.2=4という式を頭に浮かべた。
「だから女子は4人でしょ?」
すると、夫が笑いながら聞いてきた。
「その20%って、何に対する20%なの?」
「えっ、男子20人に対してじゃないの?」
「問題には、クラス全体の80%が男子って書いてあるよ」
私はそこで、ようやく自分の間違いに気づいた。
男子20人は、クラス全体の80%に当たる人数だった。
女子の20%も、同じくクラス全体を基準にした割合だ。
男子の人数を基準にして計算してはいけなかったのだ。
「ちょっと待って。じゃあ、まずクラス全体の人数を出す必要があるってこと?」
夫がうなずいた。
「そういうこと。男子20人が全体の80%なんだから、全体は何人?」
私は紙とペンを取り出した。
20÷0.8=25。
「クラス全体は25人!」
そこまで計算すると、ようやく答えが見えてきた。
全員が25人で、そのうち男子が20人。
残った人数が女子だから、25−20=5。
「えっ、女子は5人なの!?」
私は思わず声を上げた。
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