伍代夏子さん、演歌界の大スターとして一世を風靡した彼女の現在は、思いもよらない苦難に直面しています。しかし、その背後には彼女を支える夫・杉良太郎さんの存在があり、二人三脚で乗り越えてきた過去の数々の試練が、今も彼女を支え続けています。

再デビューで大ブレイク

伍代夏子さんが華々しい成功を収めたのは、1987年に「戻り川」で再デビューを果たした時のことです。

それまでの苦しい下積み生活が嘘のように、たちまち演歌界のスターへと駆け上がりました。「金木犀」「ひとり酒」などの大ヒット曲を次々と発表し、その強くも美しい歌声と端正な容姿で、瞬く間に多くのファンを魅了していきました。

しかし、ここに至るまでの道のりは決して平坦ではありませんでした。1982年、まだ若干20歳の伍代さんは「星ひろみ」という芸名でデビューしましたが、なかなか売れることはなく、地方の建設現場やキャバレーでキャンペーン活動を続ける日々が続きました。

その後、何度も芸名を変えながら歌手活動を続けましたが、いずれも大きな成功を収めることはできませんでした。

念願の成功と紅白歌合戦初出場

ようやく夢を掴んだのは25歳の時。1987年、五木ひろしさんと八代亜紀さんの名を取って「伍代夏子」と改名し、シングル「戻り川」で再デビュー。この曲は35万枚を超える大ヒットを記録し、彼女の人生が大きく変わりました。

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