GWの新幹線で、グリーン車の最前列を占領していた4人組の老人。
車掌が切符を確認すると、まさかの全員が自由席特急券だった。
「自由席なんだから、どこに座っても自由だろ!」
その一言で、車内の空気が凍りついた。
ゴールデンウィーク真っ只中。
私は帰省のため、新幹線のグリーン車に乗っていた。
連休中ということもあり、普通車はどこも満席。
デッキにも立っている人がいるほどの混雑だった。
ようやく自分の席に座り、少し落ち着いた頃だった。
ふと車両の前方を見ると、最前列の4席を中高年の男性たちが占領していた。
しかも、全員が足を伸ばし、背もたれを大きく倒している。
まるで自分たち専用の車両であるかのような態度だった。
近くにいた乗客も、不思議そうに彼らを見ていた。
そのとき、車掌が通路を歩いてきた。
「恐れ入ります。乗車券を確認させていただけますでしょうか」
車掌が丁寧に声をかけると、男性の1人が面倒くさそうにポケットから切符を取り出した。
車掌は切符を確認した瞬間、静かに告げた。
「お客様、こちらはグリーン車です。グリーン券をお持ちでしょうか?」
すると男性は、堂々と答えた。
「自由席の切符なら持ってるぞ!」
車掌は落ち着いた声で説明した。
「自由席特急券では、グリーン車をご利用いただけません。
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