「もう見逃しません。次は警察にすべて提出します」
私はコンビニの店長として、ついに店内に2枚の警告文を貼り出した。
最初の被害は、エナジードリンクの万引きだった。
ある日、スタッフから報告があった。
「店長、またレッドブルが何本かなくなっています」
最初は在庫管理のミスかと思った。
しかし、棚卸しをしても数字が合わない。
防犯カメラを確認すると、そこには驚くべき映像が残っていた。
黒い帽子に黒いメガネをかけた男性が、何度も店内を訪れていた。
男性は周囲を確認しながら、エナジードリンクを手に取る。
そして、店員の目が離れた瞬間、商品を持ったまま店外へ出ていった。
しかも、1度だけではなかった。
同じような行動が何度も記録されていた。
スタッフは悔しそうに言った。
「毎日一生懸命働いているのに、こんなことをされるなんて……」
私はすぐに防犯カメラの映像を保存し、警察に相談した。
さらに、男性が使用していると思われる軽自動車の特徴やナンバーについても、確認できた情報を警察に提出した。
ところが、それから間もなく、今度は別の被害が発生した。
10月22日の午後5時。
白い帽子をかぶり、黒い上下の服を着た女性が来店した。
女性はカーキ色のエコバッグを持っていた。
最初は普通に商品を選んでいるように見えた。
しかし、防犯カメラには不自然な動きが映っていた。
パンや飲み物を手に取ると、周囲を何度も確認する。
そして、店内で商品を隠すような動きをしていた。
会計を済ませず、そのまま店を出ていった。
後から確認すると、複数の商品がなくなっていた。
スタッフは怒りを隠せなかった。
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