敬宮さまの初の単独公務

2021年5月、敬宮愛子さまは初めての単独公務を行いました。この日、愛子さまは東京都千代田区の国立公文書館を訪問され、源氏物語や平安文学に関する展示を熱心にご覧になりました。当日は、平安時代の貴族の精神世界をテーマにする展示が開催されており、愛子さまはマスク越しにも笑顔を浮かべながらご挨拶されました。

愛子さまは、学習院大学で日本文学を専攻していたこともあり、展示資料について非常にレベルの高い専門的な質問を投げかけました。特に江戸時代に書かれた源氏物語の注釈書「紀験書」に関する質問は、説明員である星さんの驚きを誘いました。

「源氏物語の写本が多く存在していたのですね。先行研究である皐月賞と皐月の関係はどうなのでしょうか？」と愛子さまが質問をされると、星さんは「紀験書は国立公文書館と東北大学にしか所蔵されていない非常に珍しい注釈書です」と答えました。さらに愛子さまは、「注釈書としての論拠はしっかりしているのですか？作成にはどれくらいの年数がかかったのでしょうか？」と続け、星さんは「非常に勉強されている方だと印象を受けました」

愛子さまの問いかけとその姿勢

愛子さまは、調査員に対しても展示についての専門的な質問を次々と投げかけ、その見識の高さがうかがえました。

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