大河ドラマ『光る君へ』で石野真子さんが演じる藤原穆子。彼女の第一印象として「穆子ってどう読むのだろう?」と思う方も多いでしょう。この「むつこ」という名前は現代ではあまり馴染みのない漢字ですが、意味としては「穏やかな様」を表しています。春秋時代の秦の第9代主君、穆公(ぼくこう)と同じ字を使っており、彼は「春秋五覇」の一人とされています。
藤原穆子は、歴史に名を刻んだ女性であり、藤原道長の嫡妻である源倫子の母として知られています。彼女はどのような人物だったのでしょうか?
穆子と倫子の関係
『光る君へ』では黒木華さんが演じる源倫子は、そのお嬢様っぷりが話題になっています。穆子は、その母として倫子を育て、道長との結婚を実現させました。穆子は主人公まひろ(紫式部)の遠縁にあたる設定ですが、実際はどうだったのでしょうか。平安時代の婚姻関係は非常に複雑で、藤原氏同士の結婚や異母きょうだいの結婚、おじおばと甥姪の婚姻すらあり得ました。
穆子の父は百人一首に選ばれた三十六歌仙の一人
穆子の父、藤原朝忠は三十六歌仙の一人であり、小倉百人一首では44番目に選ばれています。彼の詠んだ歌「逢ふことの 絶えてしなくは なかなかに 人をも身をも 恨みざらまし」
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