「答えは絶対に5でしょ!」息子の一言に、家族全員が笑い出した。
ある日、夕食を食べていると、小学6年生の娘がスマホを見ながら突然言った。
「ねえ、このなぞなぞ解ける?」
娘が見せてきたのは、たった4行の問題だった。
『私は4と6の間にいます。
でも、5ではありません。
私はなんでしょう?』
私は問題を見た瞬間、すぐに答えが浮かんだ。
「そんなの簡単じゃない。4と6の間なら5でしょ?」
すると娘は首を横に振った。
「残念。不正解!」
隣にいた夫も問題をのぞき込んだ。
「いや、数学的に考えたら5以外ないだろ」
娘はニヤニヤしながら答えた。
「だから、それが引っかけなんだって!」
夫は少しムキになった。
「じゃあ、4.5とか5.5とか、そういう話か?」
私は紙に数字を書き始めた。
4、4.1、4.2、4.3……。
確かに5以外にも数字はいくらでもある。
でも、それでは問題の答えとして少し不自然だ。
息子も参戦してきた。
「もしかして、4と6の間に隠れている数字があるんじゃない?」
家族全員で考え始めたが、誰も正解にたどり着けない。
娘は時計を見ながら笑っていた。
「あと1分で分からなかったら、みんな負けね!」
夫はスマホで検索しようとした。
しかし娘に止められた。
「検索は禁止!自分の頭で考えて!」
私はもう一度、問題文をゆっくり読み直した。
「私は4と6の間にいます。でも、5ではありません」
そこで、ふと違和感に気づいた。
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