「えっ、100円じゃないの?」
子どもの算数のプリントを見た瞬間、私は思わずそう言ってしまった。
問題文は、たった3行だった。
『ノートと鉛筆を合わせて350円です。ノートは鉛筆より250円高いです。
鉛筆はいくらですか。』
子どもが書いた答えは100円。
その横には、先生がつけた大きな赤い×。
さらに『よく問題を読もう!』というコメントまで添えられていた。
「これ、何が間違ってるの?」
私は子どもに聞いた。
「分からない。350円から250円引いたら100円じゃん」
「そうだよね……」
私も最初は、まったく同じように考えた。
350−250=100。
数字だけを見れば、これほど簡単な引き算はない。
しかも、小学生の算数問題だ。
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