「お願いだから、車間距離を取ってください!」
初心者マークを付けた白い車の後ろに、思わず二度見してしまう貼り紙があった。
そこには、こう書かれていた。
「マニュアル1日目
頼むから車間距離取って欲しい」
私は思わず笑ってしまった。
でも、よく考えると笑い事ではない。
実は私も、免許を取って間もない頃、マニュアル車の運転に苦労した経験がある。
特に怖かったのが、信号待ちの後の発進だった。
クラッチをゆっくり戻して、アクセルを踏んで……。
頭では分かっていても、いざ後ろに車がいると焦ってしまう。
しかも、後続車がぴったりくっついていると、余計に緊張する。
以前、私が坂道で発進しようとしたときもそうだった。
後ろの車との距離は、ほとんどないくらい。
少しでも下がったらぶつかりそうで、足が震えた。
後ろの運転手は急かすようにクラクションを鳴らした。
その音でさらに焦り、エンスト。
またエンジンをかけ直す。
後ろからは再びクラクション。
正直、泣きたくなった。
初心者だからといって、道路を走る以上、周囲に迷惑をかけていいわけではない。
でも、初心者にも安全に運転する権利はある。
車間距離を詰められたら、落ち着いて発進することさえ難しくなる。
だからこそ、今回の写真に写っている貼り紙には、思わず拍手したくなった。
「マニュアル1日目」
この一言だけで、運転席の人がどれほど緊張しているか伝わってくる。
しかも、初心者マークまで付いている。
おそらく後ろから何度も車間距離を詰められたり、急かされたりしたのだろう。
そこで考えたのが、この貼り紙だったのかもしれない。
もちろん、後続車にも急いでいる事情はあるだろう。
しかし、前の車が初心者だと分かったなら、少しくらい余裕を持って見守ってあげてもいいのではないだろうか。
車間距離を取ることは、初心者への優しさだけではない。
追突事故を防ぐためにも大切なことだ。
それに、初心者が焦って操作を誤れば、かえって危険が増してしまう。
この写真を見て、私は思った。
運転が上手な人ほど、周囲の車に余裕を持って接するものではないだろうか。
免許を取ったばかりの頃は、誰だって初心者だった。
最初から完璧に運転できる人なんていない。
この貼り紙を見た後続車の人が、少しでも車間距離を取ってくれることを願いたい。
そして、この初心者ドライバーには伝えたい。
焦らなくていい。
安全第一で、少しずつ上達していけばいい。
それにしても、この貼り紙を考えた人のセンスは最高だと思う。
皆さんは、初心者マークを付けた車が前を走っていたら、車間距離を多めに取りますか?
それとも、多少遅くても温かく見守りますか?
私は断然、後者です。🚗