今回はNHKの大河ドラマ『鎌倉殿の13人』で注目を集める梶原景時についてお話しします。梶原景時は、源頼朝に重用されながらも、実は御家人からはあまり好かれていなかったという人物です。なぜ彼が嫌われていたのか、詳しく見ていきましょう。
告げ口の名手、梶原景時
梶原景時は、鎌倉時代初期の武将であり、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』では中村獅童さんが好演しています。彼の評価は、源義経と対立し、頼朝に義経の悪口を言って陥れた「悪人」というのが一般的でした。しかし、近年では彼は頼朝に忠節を尽くした「忠臣」として再評価されています。
梶原景時の讒言
景時の特徴は「讒言(ざんげん、告げ口)」です。鎌倉時代後期に編纂された歴史書『吾妻鏡』には、景時の告げ口のエピソードが多数記されています。
例えば、1185年4月21日の項目には、壇ノ浦の合戦後に景時が頼朝に送った書状の内容が記されています。そこには、「平家を滅ぼしてからの義経殿は態度が大きくなり、皆が薄氷を踏むような思いで過ごしています。義経殿に諫言しても仇となり、刑罰を受けそうです」と書かれていました。
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