2024年に放送された朝ドラ「虎に翼」は、多くの視聴者に感動を与えました。その主人公、寅子のモデルとなったのが、日本人初の女性弁護士である三淵嘉子さんです。彼女の人生は、法曹界だけでなく、家庭や社会でも大きな影響を与えました。今回、実弟である武藤泰夫さんが語る、姉・嘉子さんの素顔と最期の瞬間が明かされ、その壮絶な生涯に再びスポットライトが当たっています。
三淵嘉子さんの結婚にまつわるエピソードは、実弟である泰夫さんが語るところによれば、驚きと感動が入り混じるものでした。嘉子さんが父親に「和田さんがいい」と告げた瞬間、家族は驚きを隠せなかったそうです。和田義尾さんとは特に交際をしていたわけでもなく、突然その名が挙がったため、両親は大変驚いたとのことです。この突然の告白が、嘉子さんの意思の強さと独立心を象徴していたのかもしれません。
ドラマ「虎に翼」の中では、寅子が社会的地位を得るために結婚を決意するシーンが描かれましたが、実際には嘉子さん自身の意思で和田さんを選び、その後、二人は共に支え合う夫婦としての人生を歩んでいきました。
嘉子さんは長女として生まれ、弟たちの面倒を見ながら家庭を支えていました。
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