「4と6の間にいるのに、5じゃない?そんなのありえる?」
友人に見せられた1枚のなぞなぞを読んで、私は思わず首をかしげた。
紙には、大きな文字でこう書かれていた。
「私は4と6の間にいます。でも、5ではありません。私はなんでしょう?」
たったこれだけ。
難しい漢字もなければ、複雑な計算式もない。
なのに、読めば読むほど意味が分からなくなってくる。
「これ、答え5じゃないの?」
私が言うと、友人は笑った。
「だから5じゃないって書いてあるだろ」
「でも、4と6の間って5でしょ?」
「普通はそうだよな」
「じゃあ、どういうこと?」
友人は腕を組みながら考え込んだ。
「IQ180の人なら解けるって書いてあったぞ」
「そんなわけないでしょ」
私は笑った。
IQ180なんて大げさな言葉を付けられると、逆に身構えてしまう。
でも、実際に問題を見てみると、意外と答えが浮かばない。
「もしかして4.5?」
私が言うと、友人は少し考えた。
「ああ、確かに4と6の間だな」
「でしょ?」
「でも、5.5でもいいよな」
「あっ……そうか」
小数まで含めれば、4と6の間にある数字はいくらでも存在する。
4.1でも、4.8でも、5.9でもいい。
そうなると、答えが1つに決まらない。
「じゃあ、小数が正解ってわけじゃないのかな?」
「そうかもしれないな」
今度は友人が別の答えを考え始めた。
「4番と6番の席の間に誰か座ってるとか?」
「それなら5番の席じゃない?」
「いや、座席番号が違う場合もあるだろ」
「それはちょっと無理やりじゃない?」
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