「えっ、またあの車!?」
コンビニの前を通りかかった私は、駐車場に停まっている白い車を見て足を止めた。
一瞬、見間違いかと思った。
以前、車体中に無断駐車の警告文を貼られていた、あの白い車によく似ていたからだ。
「いや、まさか……」
私がその車を初めて見たのは、以前このコンビニを訪れたときだった。
駐車場に入った瞬間、異様な光景が目に飛び込んできた。
白いセダンのボンネットや窓、ドアに、何枚もの紙が貼られていたのだ。
「何これ!?どうしたの、この車」
最初は何かのイベントかと思った。
でも、近づいて紙の内容を見ると、どうやら無断駐車への警告らしかった。
フロントガラスにも何枚も貼られている。
運転席側の窓にも。
後部座席のドアにも。
さらに、ボンネットまで。
「ここまで貼られるって、相当なことじゃない?」
思わずそうつぶやいた。
普通、無断駐車を注意するなら、ワイパーに警告文を1枚挟む程度だと思っていた。
それが、この車には数え切れないほどの紙が貼られていた。
まるで車全体が掲示板になったような状態だった。
「いったい何回注意されたんだろう……」
気になった私は、写真を撮った。
その後、この光景はネットでも話題になった。
もちろん、警告文を大量に貼るという対応については、賛否があると思う。
車に無断で紙を貼ること自体、方法によってはトラブルになる可能性もある。
ただ、それほど店側が困っていたのだろうかと感じた。
コンビニの駐車場は、買い物をするお客さんのためのものだ。
長時間、関係のない車が停まっていたら、本来利用できるはずのお客さんが困ってしまう。
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