「ピンポン!ピンポン!ピンポン!」
朝5時。
ぐっすり眠っていた俺は、鳴り止まないインターホンで飛び起きた。
「何やねん!こんな朝っぱらから!」
最初は寝ぼけていて、何が起きているのか分からなかった。
宅配便にしては早すぎる。隣人に何かあったのかとも思ったが、それにしても鳴らし方が尋常じゃない。
仕方なくベッドから出て、インターホンのモニターを確認した。
「……は?」
画面に映っていたのは、制服姿の警察官だった。
しかも2人。
一瞬で眠気が吹き飛んだ。
「えっ!?警察!?俺、何かしたっけ!?」
昨日の行動を必死に思い返した。
仕事から帰って、コンビニに寄って、家でご飯を食べて寝ただけ。
思い当たることなんて何もない。
もう一度インターホンが鳴った。
「警察です!少しお話を伺えますか!」
「はい!今開けます!」
慌てて玄関に向かい、鍵を開けた。
「おはようございます。朝早く申し訳ありません」
警察官の1人が頭を下げた。
「何ですか?何かあったんですか?」
「この建物で通報がありまして、確認をしています」
「通報?」
もう1人の警察官が、俺の後ろの室内を気にするように見ていた。
「少し玄関でお話をしてもよろしいですか?」
「ええ、まあ……」
2人が玄関に入ってきた。
その時点で、俺の心臓はバクバクだった。
「俺、何もしてませんよ?」
思わずそう言うと、警察官は落ち着いた声で答えた。
「今のところ、あなたを疑っているわけではありません」
「じゃあ、何で朝5時に?」
警察官は手帳を確認しながら尋ねてきた。
「昨夜から今朝にかけて、何か大きな物音を聞きませんでしたか?」
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