「これ、解ける人はIQが平均以上なんだって!」
昼休みの休憩室で、同僚の佐藤さんがスマホの画面を見せてきた。
そこには、3つに区切られた三角形が描かれていた。
1つ目は、上に2と2、下に8。
2つ目は、上に5と5、下に50。
そして3つ目は、上に6と6、下には赤い疑問符。
「さて、6と6の下には何が入るでしょう?」
佐藤さんは得意げに笑った。
「簡単そうに見えるけど、意外と解けないらしいよ」
私は画面をのぞき込んだ。
「えっ、これって算数の問題?」
すると隣にいた田中さんがすぐに答えた。
「答えは72じゃない?」
「どうして?」
「6×6に2を掛ければいいんじゃない?」
田中さんは自信満々だった。
しかし、佐藤さんは首を横に振った。
「そんな単純な問題じゃないよ。ちゃんと規則性を見つけないと」
そこから休憩室は小さな討論会になった。
ある人は「36」と答えた。
別の人は「66」と言った。
私は最初の2つの三角形を何度も見比べた。
2と2から8。
5と5から50。
数字を足したり、掛けたり、引いたりしてみる。
でも、なかなか答えが出ない。
すると佐藤さんが笑いながら言った。
「ほら、意外と難しいでしょ?これが解けないと平均以下かもね」
その言葉に、少しだけ悔しくなった。
私は紙とペンを借りて、数字を書き出した。
まず、最初の三角形。
2+2=4。
4×2=8。
次に、2つ目。
5+5=10。
10×5=50。
私は思わず顔を上げた。
「もしかして……」
佐藤さんがこちらを見た。
「何かわかった?」
私は紙にゆっくり数字を書いた。
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