GW初日、仕事を終えて帰宅した私を待っていたのは、信じられない光景だった。
自分が毎月お金を払っている駐車場に、見知らぬ白いハイエースが堂々と停まっていた。
「……は?」
最初は駐車位置を間違えたのかと思った。
しかし、契約書を確認しても、駐車番号は間違いなく自分のスペース。
白いハイエースのフロントガラスには、連絡先も置かれていない。
完全な無断駐車だった。
せっかくのGW初日。
仕事の疲れを癒やそうと思っていたのに、いきなりこれである。
私はすぐに管理会社へ電話した。
ところが、返ってきたのは無情な自動音声だった。
「誠に勝手ながら、ゴールデンウィーク休業中でございます」
……今、この状況で休みなのか。
仕方なく、私は周囲を確認することにした。
すると、最近引っ越してきた1階の住人の部屋が目に入った。
もしかしたら、あの車の持ち主かもしれない。
私はインターホンを押した。
ピンポーン。
反応はない。
もう一度押しても、やはり出てこない。
窓からは部屋の明かりが漏れていた。
人がいるのに、応答しない。
私は怒鳴り込むことはせず、まず自分の駐車場と車の状態を写真に撮った。
契約書も用意した。
念のため、近隣の住人にも確認してみると、思いがけない話が出てきた。
「ああ、その白い車?最近よく見かけますよ」
どうやら以前から、空いているスペースに勝手に停めていたらしい。
私は呆れた。
空いているように見えても、そこには契約者がいる。
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