「お前、昨日どこに行ってた?」夫が何気なく聞いてきた。
でも、その日私は誰にも行き先を話していなかった。
友人と会った場所も、帰りに寄った店も、なぜか夫は知っていた。
最初は偶然だと思っていた。
ところがある夜、シャワーを浴びていると首の後ろに違和感があった。
髪の毛が絡まったのかと思い、指でそっと触れた。
すると、何か小さなものが皮膚から剥がれた。
手のひらに乗せて確認すると、透明なフィルムに金属のような小さな部品が付いていた。
「……何これ?」
私はすぐに写真を撮り、袋に入れて保管した。
翌日、専門業者に相談したが、写真だけでは正体を断定できないと言われた。
念のため警察にも相談し、見つけた場所や日時を記録した。
その一方で、夫の言動を振り返ることにした。
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