「こんな黄ばんだTシャツを着せるなんて、あなた本当に家事ができないのね」
義母は、私が手に持っていた白いTシャツを見るなり、そう言って笑った。
そのTシャツは、夫が5年以上着ているお気に入りのものだった。
襟元には黄色いシミがあり、何度洗濯してもなかなか落ちなかった。
私は何度も洗い方を工夫していたが、義母にはそんな努力など関係なかった。
「新しい洗剤くらい買えばいいじゃない。今どき、こんな汚い服を着ている人なんていないわよ」
さらに義母は、私の洗濯かごから白いシャツを取り出した。
「これも黄ばんでいるじゃない。あなた、洗濯機に入れているだけなの?」
夫は苦笑いしながら言った。
「母さん、もういいよ。着られるなら問題ないだろ」
しかし義母は止まらなかった。
「息子が外で恥をかいたらどうするの?私ならこんな服、迷わず捨てるわ」
その言葉を聞いて、私は少し腹が立った。
実は義母は、以前から私の家事に口を出してくる人だった。
料理の味付けから掃除の仕方まで、何をしても必ず一言ある。
そして翌週、義母は親戚との食事会で、また私を笑いものにした。
「うちの嫁はね、白い服すら真っ白にできないのよ」
親戚たちは苦笑いしていた。
私は言い返さず、スマートフォンを取り出した。
画面には、白いTシャツの襟元を比較した2枚の写真が表示されていた。
実は私は、以前から衣類の黄ばみについて調べていた。
黄ばみの原因は、汗や皮脂が繊維に残り、時間とともに酸化することがある。
ただ普通に洗濯するだけでは、落としきれない場合もあるのだ。
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