友人の家で一晩寝て、翌朝起きたら背中が大変なことになっていた。
最初は、何となく背中がチクチクする程度だった。
「なんか変だな……」
そう思って手を伸ばすと、指先に小さな突起がいくつも触れた。
1個や2個ではない。
触る場所を変えても、同じようなブツブツがある。
「えっ、何これ?」
私は慌てて鏡の前に立った。
しかし、背中は自分ではよく見えない。
そこで友人に頼んだ。
「悪いけど、背中の写真を撮ってくれない?」
「どうしたの?」
「なんかブツブツができてるみたいなんだ」
友人はスマホを構えた。
そして、私の背中を見た瞬間、少し驚いた声を出した。
「えっ、これ大丈夫?」
「そんなにひどい?」
「とりあえず写真を見てみて」
私はスマホを受け取った。
その瞬間、言葉を失った。
背中いっぱいに、小さな赤いブツブツが広がっていたのだ。
肩の周辺から背中の中央、さらに腰に近い部分まで。
赤い突起の中には、先端が白くなっているものもあった。
「うわっ!何だよ、これ!」
思わず声が大きくなった。
昨日までは、少なくともこんな状態になっているとは気づかなかった。
それなのに、朝起きてみたらこの有様だ。
「虫に刺されたんじゃない?」
友人が言った。
私も最初はそう思った。
知らない寝具を使ったし、もしかしたらダニや別の虫がいたのかもしれない。
でも、写真をよく見ると少し気になることがあった。
突起の大きさが比較的似ていて、ニキビのように見えるものが多かったのだ。
「これ、本当に虫刺されなのかな?」
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