「えっ、何これ……?」
16歳の弟の部屋で見つけたものを見て、私は思わず固まった。
白い引き出しの中に、黒っぽい物体が3個並んでいた。
丸く膨らんだ部分があり、反対側には細長い柄のようなものが付いている。
見たことのない形だった。
「これ、一体何に使うものなの?」
私はしばらく、その場から動けなかった。
弟はまだ16歳。
普段は学校へ通い、友達と遊び、家ではスマホやゲームに夢中になっている。
そんな弟の部屋から、突然こんなものが出てきたのだから驚くのも無理はない。
きっかけは、部屋の片づけをしていたときだった。
弟の部屋には、服やタオルなどが置かれていた。
私は何気なく引き出しの中を見た。
すると、ピンク色のタオルの横に、見慣れないものがあることに気づいた。
「……何だろう、これ」
最初は何かの部品だと思った。
でも、よく見ると3個とも似た形をしている。
大きさは少しずつ違うものの、先端が丸く、細長い部分が伸びている点は同じだった。
表面は黒っぽい緑色で、ところどころ凹凸がある。
まるで乾燥した植物のようにも見える。
「何かの種?」
私は首をかしげた。
でも、普通の種にしては形が変わっている。
一方で、機械の部品にも見える。
「これ、弟が買ったものなのかな?」
気になった私は、近くから写真を撮ってみた。
手のひらに乗せると、3個とも小さなものだった。
片側には膨らんだ部分。
もう片側には、少し曲がった細い部分。
どれも似た形で、まるで同じ種類のものを集めているように見えた。
「何で3個もあるんだろう……」
私はますます不思議になった。
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