結婚式の翌日の夜、私たちはいただいたご祝儀袋を一つずつ開けていた。
「こんなにたくさんの人に祝ってもらえて、本当に幸せだね」
夫と笑いながら確認していた、その時だった。
私は一つのご祝儀袋を開けて、思わず手を止めた。
中に入っていたのは、1万円札が3枚。
そして、小さな硬貨が11円。
合計3万11円だった。
「え……何これ?」
思わず声を上げると、隣にいた義母がすぐに覗き込んできた。
金額を見るなり、義母は鼻で笑った。
「まあ、結婚式のご祝儀に小銭を入れるなんて。ずいぶん非常識な人ね」
その声を聞きつけ、近くにいた親戚たちも集まってきた。
「わざとやったのかしら?」
「11円って、嫌がらせじゃないの?」
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください