「7,040円になります。お支払いをお願いします」
郵便局員さんからそう言われた瞬間、私は思わず聞き返した。
「え? 何も注文していませんけど……」
ある日の午後、ポストに1枚の不在連絡票が入っていた。
日本郵便の配達通知だった。
最初は、いつものネット通販の商品だと思った。
ところが、差出人の欄を見て違和感を覚えた。
そこには見覚えのない販売店の名前と、見知らぬ通販サイトのURLが記載されていた。
さらに気になったのは、代金引換の欄だった。
手書きで記されていた金額は、なんと7,040円。
私はその週、7,000円を超える商品など注文していない。
ネット通販の購入履歴を確認しても、該当する商品は見つからなかった。
念のため、夫にも聞いてみた。
「これ、何か注文した?」
夫は首を横に振った。
大学生の息子にも確認したが、誰も注文していないという。
それなのに、なぜ私の住所に荷物が届くのだろう。
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