「先生、息子の答えは5本ですよね?どうしてバツなんですか?」
小学3年生の息子が、算数のテストを持って帰ってきた。
答案用紙には、大きな赤いバツがついていた。
問題はこうだった。
「畑に大根が12本埋まっています。
4本抜いてから、3本抜きました。
あといくつ残っているでしょうか?」
息子の答えは5本。
計算式もきちんと書いてあった。
12-4-3=5
ところが、先生の採点は不正解。
赤字で「問題をよく読もう!」と書かれていた。
「お母さん、僕、計算間違えた?」
息子は不安そうに聞いてきた。
私は答案を見直した。
何度読んでも、間違いは見つからない。
「4本抜いて、そのあと3本抜いたんだよね?」
「うん。だから、最初の12本から4本引いて、さらに3本引いたんだ」
息子の説明は正しかった。
「じゃあ、どうしてバツなんだろうね?」
「先生が、問題をよく読んでないって言ったから……」
息子はそれ以上何も言わなかった。
私は少し気になり、翌日、答案用紙を持って学校へ行った。
担任の先生に事情を尋ねると、先生は答案を見ながら言った。
「この問題は、文章をしっかり理解できているかを見る問題なんです」
「もちろん、それは分かります。
記事はまだ終了していません。次のページをクリックしてください